これは前回の記事の続きです。
この記事の1回目は👉こちらです。
前回のあらすじ
夜、娘の夢を代わりに見た私は、老爺の武器をすべて取り上げたところで目を冷ました。
申し訳なさそうにする娘を見て、むしろやる気が出たため、せっかくだし除霊方法の実験してやろうと考えるのだった。
その実験の結果は?
私が試した方法
私が試したのは、以下の方法だ。
- 護符を作る
これは古神道式の呪符を知っていたため、作ってみた。
気を使える必要があるけれど、気は元から仙道などをしているため、使うのが得意なので相性が良かった。
生霊除けをドアに貼り、悪夢除けを枕に仕込んだ。
- 祝詞を使う
柏手や声の振動が浄化に良いのを知っていたため、それを使ってみる。
オーソドックスに大祓祝詞を使ってみた。
これはこれで発見があって良いものだった。
- アロマを炊く
セージとフランキンセンスを調合して炊いてみた。
これらをやってみた結果、いずれも効果はあるものの、気を部屋に行き渡らせるのに比べるとわずかなようだった。
実験の合間に
これらの処置をしている間、私は、眠たくなると繰り返し昼寝を挟んだ。
それに、ひたすら生姜を取って体を温めた。
気を使うから、眠たい状態を避けるためだ。
そのときに、娘が好きなものの夢を見た。とあるゲームのキャラクターなんだけど、ひたすらそれが映っている夢だった。
私は夢の中で、「娘は○○のことばっかり考えてるんやな〜」と呆れていた。
これも娘のエネルギーが私に影響を与えたのだと思う。
娘に話したら、「私の頭の中を読まないで〜!」と言われた😅
最も効果があった方法
けっきょく、ゴリ押しの気が一番テキメンだったということがわかったので、最終的に、あらためて小周天で全身に気を満たして、部屋中に広げるという方法を取った。
ただし、今回は前回と違い、気を戻さないことにした。気を広げたままにして、「はい、今日からここは私の空間ね!」と宣言した。
それを終えて、部屋のトーンが明るくなったことも確認すると、娘を呼ぶ。
娘は、「空気がなんだか落ち着けるものになった」と言う。
そんな娘に、空間を私のものにしたことと、あなたに私の空間を貸し出す形になるよ。と説明した。
その夜、娘は彼女自身の部屋で寝た。
一方で私が見た夢は、これだった。
「左右と下は囲むけど、上は囲んではいけないよ。上は開けておいてね。神様が入れなくなるからね」
夢うつつに、そんな会話を誰かと交わしていた。
そこで私は起きたあと、あらためて、私が気を張り巡らせた部屋の上を開くことも行った。
その結果
翌朝、起きてきた娘は元気そうだった。
「よく眠れた?」と聞くと、「久しぶりにグッスリだった!」と話す。
念の為に部屋の空気を確かめに行くと、穏やかだった。
その翌日も、よく眠れたか聞くと、「うん眠れた」と機嫌が良かった。
このようにして私は、部屋の浄化がしっかり終わったことを確認した。
浄化を済ませたあとは、私の夢も自然と元通り自分のものに戻った。
こうして、2日に及ぶ黒い部屋との戦いは、無事に幕を閉じたのだった。
後日談は👉こちら
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