これは前回の記事の続きです。
前回のあらすじ
どす黒い部屋に気を行き渡らせると部屋が明るくなった。
しかし気を戻すと、ほとんど元に戻ってしまった。
とはいえ、多少はマシになったため、今夜は寝れる? と聞くと、大丈夫。と娘は答える。そこで、様子見をすることにしたが……。
眠れなかった娘と私の夢
翌日、リビングへ行くとすでに娘が起きていた。
そこで「寝られた?」と聞くと、「眠れなかった」と首を横に振る。
私も、普段の傾向とまったく異なる夢を見ていたから、そうだろうなと予想はついていた。
その日に私が見た夢は、以下のようなものだった。
夢の中では、私に修学旅行が控えていた。
修学旅行が迫っていて、あまり行きたくないなと考えていた。
家族で出かけることになり、娘と息子をトラックの荷台に乗せた。
私も乗り込んで出かけようとしたが靴を履き忘れていることに気がついた。
そこで部屋に戻ると、そこにはナイフを持った見知らぬ老爺がいた。
刺してこようとしたので、「ちょっと、おじいちゃん!?」と言いながらナイフを手で弾いて奪い取った。ナイフを2本取り上げたあと、もう武器が無くなったようなので、老爺を放っておいて、靴を履いてトラックへ向かった。
すると、さっきの老爺が追いかけてきた。今度はクナイで娘や息子を傷つけようとしたので、「おじいちゃん!」と言いながら、まったくもう!みたいなノリで、さっき奪い取ったナイフを使ってクナイを弾き、6本すべてを取り上げた。
そして目が覚めた。
このように結果なかなかひょうきんな夢だったんだけど、これは私の夢じゃないなとすぐにわかった。
なぜなら、修学旅行が控えているのは私ではなく娘だからだ。
あれは本当なら娘の役割だったのだろう。
でも、私だったから、夢の中で相手の武器をすべて取り上げた。
良い勉強の機会
申し訳なさそうにする娘を見て、私はむしろ、やる気になった。
「これはお母さんにとって、良い勉強の機会なんよ。試したいことを色々と試せる。良いから、任せておきなさい」
私は次の対策を打つことにした。
対策といっても、私にとってこれは実験だった。
除霊の必要性なんて世の中簡単にポンポンと起こるものではない。
なんの方法が効果的か? それが一通り試せる良いチャンスだと思った。
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